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眠気と不眠
はぁ。なんだか眠い。やたら睡魔と闘う日々。どこか身体の調子が悪いのか…。
との心持ちで手に取ったのが不眠の本。不眠原因や対策を覗いてみれば、逆に眠気のことがわかる糸口になるかも。彼を知り己を知れば百戦殆からず(…なんか意味ちがうかも笑)。そんなわけで読んでみた。
7人の名医が不眠治療を教えてくれる大全。Q&Aなので専門医の回答がわかりやすい。なので興味のある質問だけ覗くだけもできるし、なにより読みやすい。
睡眠時間は十分なのに眠りが浅い熟眠障害はどんな人に起こりやすいかというQに対し、レム睡眠が長く続いて脳が十分に休まらない原理について簡潔な回答が。健康な人はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を交互にくり返すことで熟眠感が得られることを、他のQへの参照誘導付きで納得できるように、なりえていてわかりやすい。
また、熟眠障害の人は脳が休まらないため、ひと晩眠っても、朝から疲れやだるさを感じたり日中の眠気に悩まされることになるのだそう。そんなことを知ると、寝つきもよく夜は十分睡眠が取れていると自身では思い込んでいるだけで、もしかしてレム睡眠が長くて脳が休まりきれていない⁉と自己推測してみたり。
では、熟眠障害の原因は?とQを捜してその回答を読むと考えられる原因が書いてある。しかしながら必要以上に睡眠時間の確保にこだわりすぎるのも原因になったりすることや「ぐっすり眠る」ことを重視するより「ふつうに眠ればいい」など考え方を変えてみるなど、出来ることをわかりやすく書いてあるのも快い回答で、さすが名医だなぁ。
コロナ禍での自粛やテレワークで増えている、社会的ジェットラグ(社会的時差ボケ)も現代病のひとつに。外出や出勤することが減っても生活サイクルを変えないで、睡眠時間帯も体内時計もリズムを狂わせないことが大切だとありました。同じことの繰り返しってこと、とても貴重なことなのかも。
過去記事:夜勤の仮眠